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平成22年度現在、国には18の特別会計がある(5年前には31だった)。

平成22年度の歳出額は約367.1兆円となっている。ただし会計間の重複があり、純計額は約176.4兆円である。更にうち74.2兆円ほどは国債償還費となっている。

ということで真水としては100兆円程度。これでも本予算より大きい。

このうち圧倒的に大きいのが事業特別会計。

平成22年度には13種類の事業特別会計がある。

主なものは、

①保険事業

労働保険特別会計 (労災保険、雇用保険など)、年金特別会計 (各種年金と児童手当など)、農林漁業関係の保険特別会計

②公共事業 

これは社会資本整備事業特別会計として国土交通省が一括管理している。

③行政的事業

食料安定供給特別会計 として農業経営基盤強化、土地改良、米・麦などの食糧管理など

登記特別会計特許特別会計自動車安全特別会計など

もう一つの柱が資金特別会計で、財務省の管轄下に 外国為替資金特別会計財政投融資特別会計が立てられる。

これらとは別に、一般の歳入に組み入れた後、必要額を充当する特別会計がある。

エネルギー対策特別会計 がこれにあたり、原発のつかみ金で有名になったものである。

次に依存症の独り言 というブログからの引用。6年前のものなので多少数字が古い。

特別会計は独自の特定財源を持っている。

例えば、厚生保険特別会計は厚生年金や健康保険、国民年金特別会計は国民年金、労働保険特別会計は雇用保険や労災保険、道路整備特別会計は揮発油税(ガソリン税)や自動車重量税といった具合である。

したがって、財務省も歳出に口出しし難く、査察も形式的にならざるを得ない。また、歳入・歳出の仕組みが複雑で国会などで追及しづらいようにできている。こうして、特別会計が各省庁や族議員の既得権益の温床になるのである。

公共事業関係費について言えば、その2/3を特別会計分が占めている。つまりそれがブラックボックス化しているのだ。

以下垂れ流しの事例を挙げている。その中に「私のしごと館」も入っている。

京都の郊外に建てられたこの建物は、野中広務氏の「ごり押し」で誘致されたと言われている。580億円を掛けて建設され、20億円/年の運営赤字を垂れ流している。


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日本が自滅する日 殺された石井 紘基 (著)  全文 1-2 究極の“裏帳簿”特別会計


第一章 利権財政の御三家―特別会計、財投、補助金

第二節 究極の“裏帳簿”特別会計

…このうち、とくに公共事業関係の特別会計に問題が多い。国営土地改良事業特別会計、港湾整備特別会計、空港整備特別会計、道路整備特別会計、治水特別会計の五つが代表的である。

図表1-9 特別会計に投入される特定財源

税 目

使 途

揮発油税

道路整備

地方道路税

道路整備

石油ガス税

道路整備

自動車重量税

道路整備(公害補償対策)

航空機燃料税

空港維持・整備

電源開発促進税

電源立地・多様化対策

石油税

石油及びエネルギー 需給構造高度化対策

特別とん税

港湾施設設置市町村の財源

原油等関税

石炭対策

これら九種類の税金は一般会計を素通りして特会に入れられる。

第三節 官制経済を支える“闇予算”財投

 「財投」は「特会」「特殊法人」と不離一体「特別会計」が“裏予算”であり財政の黒幕であるとすれば、「財政投融資計画」はその裏予算を支える“闇予算〟である。

財投の原資となるのは、国民の税金の一部のほか、郵便貯金や簡易保険、さらには厚生・国民年金の積立金などである。

財投は投資・運用(公会計と国家財政法になじまない)であるために決して「予算」とはいわない。

国民が預けた郵便貯金や厚生年金・国民年金の保険料などが、政府の「資金運用部」へ預託される。その「資金運用部」は国債の引き受けに一部を使い、残りのほとんどは「財投」に入ってくる。 年金、郵貯、簡保などのこうした手法での「運用」は無惨な〝失敗”を示している。大失敗は決して「バブル」 のせいなどではない。年金も郵貯も基本的に不良債権化しているのである。請求書は必ず国民に回される。そのとき「知らなかった」では済まないツケなのである。

「自主運用」制度の導入に当たって政府は「市場原理に則した資金調達方式」などと喧伝してきた。いわんとするところは「ダメなものなら引き受け手がつかないから自然淘汰される」というのだ。これは笑えない話である。

 国債買い切りオペ

だぶつき気味の国債が市場で売れず、価格が下落するというのは、いわば国の財政政策に対する「市場の批判」である。財務省が財投を利用して行った買い切りオペは、この市場の批判を封じる意味があった。

買い切りオペによって、国債価格は上昇し、長期金利は下がった。

とても長くて読みきれません。しかしかなり全貌はつかめます。おぼろげながらですが。

凶刃に倒れた石井議員に敬意を表します。