(61)最後の深酒 (La Ultima Curda)

goyeneche/troilo - la última curda

この曲はゴジェネチェの十八番らしい。にやけた馬面といい、しわがれ声といい。尾羽打ち枯らした遊び人の雰囲気を漂わせている。だいいち、名前からしていかにも飲兵衛っぽいではないか。youtubeにはこの作曲者であるトロイロとの共演のほかに、Néstor Marconiとの演奏やピアソラとのデュオなどがうpされている。このうちではやはりトロイロとの競演が出色である。

Tango La última curda por Roberto Goyeneche

こちらはネストル・マルコーニのバンドネオンとの競演。映画「スール」の1シーンで、いかにもそれらしい雰囲気だ。

Tata Cedrón con La Típica canta La última curda

この歌手とバンド、すごいと思う。注目だ。すこし後であさってみよう。

LA ULTIMA CURDA

いつもラジオ・タンゴ・ロサリオは本物をうpしてくれる。これも ROSANNA FALASCA という聞いたことのない歌手だが、実にうまい。TODOTANGO で調べたら83年に30歳でガンで死亡した人だそうだ。

Bandoneon Tango "La ultima curda" version Uruguay

今や、ほんとのタンゴを聞きたければウルグアイへ行けということだろう。ただしうp時の問題と思うが音割れがひどい。

La última curda - JUAN CARLOS BAGLIETTO - LITO VI

フアン・カルロス・バグリエットという歌手らしい。顔に似合わぬ美声である。こういう風に歌うと、歌の雰囲気ががらりと変わる。

LA ULTIMA CURDA - CACHO CASTAÑA

ゴジェネチェと同じような趣向だが、録音は最新である。

Juan Cedron Trio - La Ultima Curda

69年録音のLPレコードから起こした音源だそうだ。歌手のクレジットはないがいい演奏である。

Mercedes sosa - La última curda

89年、マル・デ・プラタのコンサート・ライブのエアチェックらしいが、録音の状態はひどい。しかしまるでこの曲がソーサのために作られたフォルクローレの名曲のように聞こえる。
…と思ったら元気なときのCD音源もアップされていた。とりあえずそちらにリンクしておく。

La última curda

ハーモニカとピアノのデュオで、普通だとこの組み合わせは取り上げないのだが、あまりにも録音がすばらしいのでつい聞いてしまう。

(62)女旅芸人 (Payadora)

HPでは女道化師と書いたが、旅芸人のほうがよさそう。ただイメージはわかない。「道」のジェルソミーナなのか、「離れゴゼおりん」なのか、「伊豆の踊り子」なのかでずいぶん話は変わってくる。

この曲はセステート・マヨールの第二バンドネオン奏者だったフリアン・プラサの作曲ということだから、ずいぶん新しい曲である。浅田真央がBGMに使ったと書いてある。

Sexteto Mayor - Payadora

これがセステート・マヨールの演奏で、標準盤ということになる。ライブ版もあるが、こちらのほうが音が緻密である。

Gran Orquesta Típica OTRA - Payadora (Julián Plaza)

バイオリンだけで7人もいるグラン・オルケスタ。半分は女性だ。だから腕は良い。タンゴの社会的評価が上がったということだろう。

Payadora - Enrique Ugarte

これはバンドネオンのソロ。そんなこと言わなくても分かる、といわれそう。手抜き傾向ですね。