財務省の発表した10月度の貿易統計速報で、2738億円の赤字となった。
リーマンショック、大震災と貿易不調の条件がそろっていたこれまでと違い、これといった悪条件がない中での貿易赤字の拡大は、深刻な分析の必要をもたらしている。
内容で見ると、すべての主要国との間で輸出が減り輸入が増大している。とくに液化天然ガスと原油の輸入拡大が大きく効いている。
輸出については電気・電子機器の落ち込みが大きく、自動車はほぼ横ばいとなっている。

産業構造について考えないと、人件費とコストの圧縮だけに頼る競争力の維持はもはや不可能になっている。
原発依存からの脱却を目指すエネルギー政策も待ったなしだ。