3月から4月にかけての地震を地図上にプロットしたものである。
これを20分くらい見ていると、いろんなことに気づく。
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①震源域はかなり広い帯状のものであり、中心域は三陸沖というよりは福島沖というべきものだということ。
②これとは別に、日本海溝上のプレート境界線に沿って、その外側に並行する線状の震源域が存在していること。
③さらに主震源域の内側に、房総半島東からいわき市に向かって伸びる線状の震源域があり、相当のエネルギーを放出したこと。
④糸魚川・静岡線(フォッサ・マグナ)の東側にも、三宅島ー富士宮ー長野市北部ー能代沖ー奥尻島と断続的に続く震源が見られたこと。

①については、断層の考えでは到底説明できない。“面と面のこすれ”が発生したとしか考えようがない。「低角逆断層」というらしい。
③については、明らかに大規模な断層が存在することを示す証拠と思われ、福島原発の再開はありえないことが分かる。
④については、空白となっている山梨から信州上田地方の地震エネルギー蓄積が心配される。

国などの地震評価
– この規模の地震は日本海溝では考慮されてなかった.
– 地震の連動と大きなすべり量:今回の新知見
– 津波評価技術2002においても同じ

これは原子力土木学会の総括である。「国などの評価」とあるが、他人事のようにすましていてはいけない。そもそも当学会の評価であり、それが予知連の反対を押し切って国の評価とされたものではないか。

もう一つ、地震が未曾有のものであったことは認めるが、それが福島原発の立地点において未曾有であったか、予知不可能であったかどうかとは別の話だ。

外部電源が破壊されてしまうほどの震度であったのか、女川の津波と同じ高さの津波が来たのか、それが明らかにされて初めて「未曾有の」という言葉を使うことが出来るのではないか。