「税率高いと企業つぶれる?」という疑問に対して、赤旗がうまく答えている。

法人税は企業の利益に課せられる税金です。
企業の利益は法人税を差し引いた後は、主に内部留保と配当に配分されます。
つまり、法人税が増えると減るのは、企業の内部留保と株主の配当なのです。

利益がない場合、赤字の場合には法人税はかかりません。

ただし、外形標準課税や法人住民税は赤字でも課税されます。

つまり、法人税が減ると増えるのは、利益ではなく内部留保と株主配当なのである。

「税率が高いと賃金が減る?」
これは17日の一口メモ

法人税は利益にかかる税金です。賃金が増えれば利益は圧縮されますが、利益が減れば法人税は減額されます。

逆に言うと法人税が高いということは利益が多いということですから、本当はもっと賃金を支払うべきなのです。それを口実にして賃金を下げるのは「白黒逆だ」ということになります。