オハイオ教育協会のホームページが、闘いの内容を詳しく伝えている。訴えの力点は、「これは予算の問題ではない。オハイオ州民の権利に対する攻撃な のだ」という点にあった。

そして攻撃の対象となっている“公務員”が公務員一般ではなく、まして高級官僚や月給泥棒でもないこと。地域でともに暮らす「普通の人」(ミドル・クラス)であると同時に、現場の教師であり、消防士であり、看護婦であり、巡査であり、公共生活の担い手であり守り手である、という当たり前の事実を前面に押し出したことである。

そして、公務員法は「普通の人」の権利を侵害するものであり、公務員法を廃止する闘いは「普通の人」の権利を守る闘いなのだと訴えることで、「普通の人」支持を獲得したことだった。

闘いにこれといった秘訣はない。主戦場は州民投票(イシュー2)ではなく、州民投票を要求する署名行動だった。ボランティアが総がかりで戸別訪問を繰り広げ、130万の署名を集めた。1100万の人口の1割以上に署名させたのである。

署名行動は選挙と同じ位置づけで行われた。カンパも選挙並みに集められ、事務所が設置され、テレビでのスポット宣伝も有効に行われた。このCMは教職者協会のホームページで見ることが出来るが、きわめて印象的なものである。

これでもう州民投票は勝ったようなものだった。

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Pat Frost-Brooks, right, president of the Ohio Education Association, hugs Sue Taylor, of the Ohio Federation of Teachers, after Issue 2 was defeated handily Tuesday, Nov. 8, 2011. The two were at a We Are Ohio victory party at the Hyatt in Columbus.