薄々とは知ってたが、改めて事実として突きつけられると愕然とする。

世界半導体メーカーの売上高で、日本電気、東芝、日立製作所が3位までを独占、富士通と三菱電機が6位と9位に。で日本の総合電機メーカー5社が世界の80%を支配していた。
いまではMPUはインテルの独断場、マイクロソフトのOSとIT革命を担うことになる。日本は東芝が6位、日立と三菱の半導体事業が統合したルネサステクノロジーが7位という具合に凋落。MPUなど特許でガンジガラメで今となっては新規参入は困難。(
海の独り言2011

裏返すと、アメリカの反日感情はそこまで強かったのだろう。それというのも日本がオイルショック後の不況を“集中豪雨”を呼ばれる対米輸出で乗り切ったからだ。

基本的に悪いのは日本だと思う。しかしそこに踏み込んだ論文はほとんどない。前川レポートは、言っていること自体は悪くないが、逆鱗に触れてから一生懸命謝るのでは順番が逆だ。しかも動機が不純だ。本当に謝っているようには見えない。

だからわが国の将来にとって戦艦大和と武蔵にも匹敵するはずだった「半導体」が、むざむざやられてしまったのだ。そういう認識を持ってほしい。もうそろばんだけで突き進むのも、相手にやられたら今度はひたすら隠忍自重するというののもやめてほしい。