オバマ大統領が金持ち増税をふくむ財政再建策を打ち出した。共和党はこれに激しく反対している。そんな共和党議員の一人が「オバマの政策は階級闘争だ」と非難した。いまのところオバマは「階級闘争ではない。これは算術の問題だ」と切り返すに留まっている。
しかしことは明らかに金持ち階級に対する抗議に進んできている。ウォールストリートを埋め尽くした若者たちの群れは、明らかに「階級闘争」を闘っている。
19世紀、マルクス以前から存在した言葉が、なんと新鮮な響きをもっていま響くのだろう。「そうだ、これは階級闘争なのだ!」と世界中の人々がいま思い始めている。

リバイバルするのなら、もう一つリバイバルしてほしい言葉がある。それは「無産者」という言葉だ。元々はプロレタリアートの訳なんだろうが、プロレタリアートだって、もともとの英語やドイツ語ではないだろう。

共産主義を非難するときに「財産が取り上げられる」と攻撃するが、考えてみればたいていの国民は取り上げられるほどの財産なんてありはしないのだ。つまり「無産者」なのだ。
その誤った考えを取り除くのに、「無産者」というのはとてもいい言葉だと思う。

テント村運動は「支援する」運動だったが、ウォール街の運動は「無産青年」たちが自ら立ち上がった怒りの「階級闘争」なのだと思う。さらに注目していきたい。