オバマ大統領は19日、先日議会での演説で検討中としていた総額3兆ドルの赤字削減案を発表した。共和党幹部はこの提案を「階級闘争だ」と非難した。

1.5兆ドルを富裕層増税などの税制改革で削減。

①富裕層に対するブッシュ減税の打ち切りで0.9兆ドル削減。
②税の抜け穴や石油産業などの税優遇を撤廃。
③年収100万ドル以上の富裕層の税負担を引き上げ。

2.イラク・アフガン撤退で1.1兆ドルの削減。


3.公的医療保険の無駄な支出を抑制
ただし富裕層増税なしに、高齢者医療保険支出を抑制することは拒否。

というから、たしかにあからさまにけんか腰だ。これでは、いまの議会の力関係では通らない。通らないことを覚悟のけんかだ。そういう意味ではまさに「階級闘争」だ。

オバマは国際的世論が自分に味方し、共和党に批判的であることを感じているし、国内にも潜在的な支持層が分厚く存在していると感じているようだ。
そして勝負は議会での数だけではないことを感じているし、それを大衆の支持でひっくり返すことは可能だと革新しているのだろう。彼は大恐慌の後のF.D.ルーズベルトを意識しているのかもしれない。