文芸欄にこんな記事が載るとは、赤旗も油断できない。
石川巌という元朝日の論説委員が「検証 トモダチ作戦」という題名で寄稿している。おそらくネット版には載らないと思うので、紹介しておく。なお作戦全体に関する記述は「軍事研究」誌9月号に掲載されているそうです。

*“トモダチ作戦”の名で有名になった米軍の救援活動は、実は米太平洋軍(ハワイ)の“太平洋有事519作戦”だった。
*津波で水没した仙台空港の機能を復旧したのは、「嘉手納の第353特殊作戦航空群」である。この部隊は夜間の隠密作戦が多いので“コウモリネコ軍団”の異名を持つ。
*“コウモリネコ軍団”の本来任務は紛争地での民間空港の奪取と特殊部隊の投入にある。仙台空港の復旧は砲弾を撃つこと以外は本来任務そのものだった。
*519作戦の名称は、米太平洋軍の下に常設された第519司令部が指揮する作戦であることから名づけられている。
*第519司令部は10年あまり前に4軍を統合し創設された。太平洋周辺の突然の有事に対する指令をとる。
*司令官は太平洋艦隊司令官、副司令官に中将クラスの空軍幹部、地上作戦は沖縄駐留の海兵隊が担う。
*震災直後、横田基地に“災害救援統合司令部”がおかれたが、その実体は第519司令部であり、ウォルシュ太平洋艦隊司令官が横田に乗り込み指揮を執った。
*“トモダチ作戦”の命名者は太平洋軍司令部の職員だった(読売新聞)
*米軍はこの作戦に総力をつぎ込んだ。米韓合同演習は規模を縮小し、海兵隊は演習先の東南アジアから日本に急行した。
*気仙沼への揚陸作戦(4月1日)は基本任務を終えた後、「見せ場がほしい」との要望にもとづくものだった。