(27)ブエノスアイレスの冬 (Invierno porteno)

HP: ピアソラにはクラシックの演奏家が多くチャレンジしていますが、その中ではクレーメルが出色です。これはクラシックのアンコール曲といわれてもまったく分かりません。ビバルディ「四季・冬」の一節が織り交ぜられるのは、好みが分かれるでしょう。少し音量を上げて聞いたほうが良いです。

とにかくピアソラはやたらに多いのです。世界中でせっせと演奏してはうpしまくっています。

Invierno Porteño .wmv

ピアソラの自演だけでもいくつかのバージョンがあるようですが、これが一番聴きやすいです。少し編成が大きいようです。

Astor Piazzolla - Invierno Porteno (Buenos Aires Winter) (live)

これはライブ録音でLP盤を再生したファイルです。ジーグラーのピアノに、スアレス・パスのバイオリンですから、比較的最近のものでしょう。演奏は最高、プチ・ノイズはあるものの音質も最高です。(オリジナルのCD版は意外に冴えません。演奏を重ねるうちにだんだんこなれていったのでしょう)

Gidon Kremer - Piazzolla Seasons (Winter)

これがクレーメルの演奏です。ほかに日本でのコンサートをビデオでエアチェックしたものもありますが、音質の劣化がかなり激しい。

Trio Addendum - A.Piazzolla: Invierno Porteño

掘り出し物。横綱審議会ではないが技量・品格ともに素晴らしい。音質も最高だ。

Quartetto Pessoa & Leandro Piccioni - Astor Piazzolla - Invierno Porteñ

これも名演奏。ピアソラの角を取って、とげを抜いて、丸くして、徹底的にカンタービレ。イタリア名画のテーマ曲のように聞こえる。しかしピアソラが聞いたら、これは俺の曲ではないというかもしれない。

Giancarlo Guarino Conductor: Las Cuatro Estaciones Portenas: Invierno

これも絶品。トレントというおそらくは田舎町の室内コンサート。ギターがめちゃうまい。第一バイオリンのパートに美人がいて、バンドネオンのあんちゃんが流し目を送ったりするシーンが良い。せっかくの名演奏なのに女の子は父さんの肩に寄りかかって爆睡。

Invierno Porteno

これも掘り出し物。Trio Siciliano al Teatro Coccia Novara と書いてある。ブエノスアイレスという町はシシリアの先にあるのだなと実感させる。たしかにセステート・マヨールの演奏はまるで曲にあっていない(音があまりにひどいのでリンクはせず)。

Arminda Canteros, pianist, plays Invierno Porteño by Astor Piazzolla

これも掘り出し物。ただしピアノ独奏で独自の編曲、だいぶ短縮されている。英語の解説がついていて、アルゼンチンの田舎で活動するピアニストらしい。いい雰囲気だ。

Astor Piazzolla - Invierno Porteño - Giorgio Zagnoni *** Salvatore Fiume

これも良い。フルートがバイオリンのパートを吹いているのだが、徹底的に低音勝負で、尺八を聴いている気分だ。

Astor Piazzolla - Invierno Porteño - Quartetto Fernando Suarez

若手の腕っこきを集めたのだろうが、スアレスがわがままに弾いてアンザンブルを台無しにしている。

(28)パリのカナロ ( Canaro En Paris)

HP: 名曲・名演・名録音の極致です。わたしはこの曲がアルゼンチンタンゴのベストワンだと思っていますが、それだけに良い演奏もたくさんあって選択に迷います。その中で Gran Quinteto Real の演奏がベストだと思っています。SP盤もなかなか風情はあるのでしょうが、こういう録音を聞いてしまうと…

Quinteto Real / Canaro En París

その演奏がアップされているが、音がひどすぎる。もうひとつの音源もあるが、こちらはピアノが完全にいかれている。

Bandoneon Tango "Canaro en Paris" Vale Tango

とりあえずお勧めとしてはこんなところか、オルケスタ・ミロンガの演奏。胸のすく怪演とは行かないが…

JUAN D ARIENZO CANARO EN PARIS TANGOS EN BS AS


ダリエンソの演奏。標準的なものですが… なお日本でのコンサートのビデオがアップされているが、残念ながら音はお勧めできない。。

El Arranque - Canaro En Paris

と、いささか萎えた気分で聴いてきたら、これにあたりました。4分41秒の熱演。これはとりあえず一番のお勧めです。

Sexteto Mayor - Canaro en Paris

といっているうちに本命盤が出てきた。これで決まり。それにしてもYOUTUBEはデフォルトの「関連度」で検索しているとダメだということが分かってきた。

canaro en paris

Grupo El Caburé という若手グループのデモテープみたいなものだが、なかなかうまい。

Los Hermanos Macana and QuinTango: Canaro en Paris

これは番外。見て楽しむタンゴ。

Canaro en Paris- El turco con Adolfo Beron.avi

ギターのデュオでかなり曲がカットされているが、颯爽とした演奏。

それにしても、キンテート・レアルは抜群です。そのうちホームページのほうにアップしますので乞うご期待。