「非正規切り」裁判闘争のいま というインタビュー記事が載っている。本日が連載の1回目。
鷲見さんという弁護士が語っているが、そのなかに大事な指摘がある。
鷲見さんは「非正規」の本質は間接雇用にあるとして、間接雇用の本質を以下のように語っている。

派遣社員は、直接雇用される期間社員と比べても不安定・低賃金雇用です。製造業務派遣ですと、残業や夜勤などを一生懸命やっても、年収で300万円になるかならないかです。

戦前の人貸し、口入れ稼業とか、たこ部屋とかいわれる悲惨な労働実態がすべて、この間接雇用から生まれています。
ですから、戦後の日本国憲法にもとづく労働民主化のなかで、人貸し業のような労働者供給事業は全面禁止され、職業安定法に明記されたのです。
それが財界の要求で、1985年に労働者派遣法が作られ、間接雇用が復活したわけです。

ということで、すでに25年前に、私たちは渡ってはいけない橋を渡ってしまっていたということが、いまさらながらに悔やまれる。
しかし当時と状況はまったく変わっている。派遣法は社会の隅々に定着し、あらゆる悪の根源となっている。この変化を捉えて、派遣法の改正を目指す自らの構えを形成し、世論を作り上げていかなければならないだろう。