(07)大きな人形 (A La Gran Muneca)

ホームページではカルロス・ディサルリ楽団を推しています。以下はその説明。

ディサルリというのは「泣かせ」の芸を会得した手練れという感じです。弦を叩くようなスタッカートと、思いっきりレガートを利かせたポルタメントを交互に繰り返し、たたみ掛けていきます。あざといといえばあざといのですが、それだけではない何かプラスアルファがあるのでしょう。

A LA GRAN MUNECA/carlos dis sarli

YOUTUBEでもディサルリ楽団の音源が手に入ります。

A la gran muñeca-Juan D'Arienzo

さすがダリエンソという感じ。しかし最初から勝負はあきらめた感じの演奏。

Orquesta JUAN D'ARIENZO . 78 Video CLUB - " A LA GRAN MUÑECA ...
と思ったら、さにあらず。すごい演奏があった。テレビ放送のエアチェック。当然モノだが意外に音はよい。擬似ステ化しているのか? grabacion del 17 de Diciembre de 1963 -とのコメントがある。全盛期は過ぎているのかもしれないが熱演だ。

A LA GRAN MUÑECA

デ・アンヘリス楽団の演奏。これも音に厚みがあって、良い演奏だ。もうひとつこれは昔のラジオ番組のエアチェックらしい。これが意外に良い。ただしかなり音飛びしている。

A la gran muñeca, tango, Florindo Sassone y su orquestra típica

この演奏は最近のもので、音は一番よい。弦を重視したコンチネンタル風に仕上げている。きれい過ぎるともいえる。しかし間違いなく一流だ。

Orquesta Héctor Varela - A La Gran Muñeca - Tango

あざとさが売りのエクトル・バレラ楽団の演奏。お勧めはしない。

Recordando a Libertad Lamarque... A LA GRAN MUÑECA

よくこんな音源を捜してきたね、というくらいひどい音だ。「耐えがたきを耐え…」レベルだ。

(08)バイア・ブランカ ( Bahia Blanca)

おそらく誰がタンゴの名曲を選んでも5本の指に入るディサルリの名曲です。

TANGO(17)入門 バイア・ブランカ BAHIA BLANCA(Di Sarli) Carlos ...

欲深ですが、この演奏のままで、もう少し良い録音で聴きたいものです。と書いたあと、これを見つけました。音源は同じはずですが、高音が補償され、ビビリが減少するなど音質が改善しています。ありがとうございます。

TANGOS Carlos Di Sarli Bahia Blanca

クレジットで見る限りはっきりしないのですが、ディサルリの新盤のようです。確かに音は良いのですが旧盤の下品なほどのすすり泣きはなくなっています。

それにしても、これほどの名曲、YOUTUBEでは誰もカバーしていない!