廣渡学術会議会長が赤旗の取材に応じて語った「復興の原則」が良い。
第一に復興主体の原則。これは住民と市町村だ。神戸の震災の「上から復興」の批判を基盤にすえているだけに説得力がある。
第二に憲法25条生存権の原則。これは権利というより国家の責務として語られるべきだという主張。この由来をワイマール憲法「人間の尊厳にふさわしい生き方」にもとめる。ここは大学の教養部でかじった記憶があるが定かでない。なにせあの頃は「ワイマール=社民」と切り捨てるのが「運動圏」の通例だった。少し勉強しなければならない。
第三に弱者支援の視点。これは生存権一般からはみ出す問題として、無差別平等を目指す運動では組みつくせない課題として、明確に独立させて議論しなければならない。これも貴重な観点だ。
第四に原発対応の原則。廣渡氏はまず科学者自らの主体的な努力を提示する。自らがデータを収集するという作業を行う中で、情報公開の原則がもとめられるようになるという関係です。この関係を前提にしないと情報公開の要求が国民的なものにならない。実践的な原則だと思う。
インタビューではおそらく紙面の数倍を語っていると思われるが、とりあえず紹介ということで。