これまで等閑視されてきたアルファ線や内部被曝の問題がにわかに取り上げられて来た。
意外と内部被曝に対する文献は少ない。ネットではほんの4、5年前まで「物理学の研究者」を自称する人が「低線量被曝は怖くない」とのたまわっていたのである。

劣化ウランを擁護するわけではありませんが、まあ低線量被爆については、まだまだわからないことだらけであるという事です…劣化ウラン反対キャンペーンの言う事は、因果関係が完全に立証される迄は、話半分程度に考えた方が良いのではと思います。ということは、ずっと話半分程度に考えた方が良いことになります。


私は劣化ウラン弾の被害を説明するために、パンフレットを作成しネット上で発表した。「DU」という題名からすると、内部被曝で検索してもヒットする可能性は低いと思うので、とりあえずリンクしておく。
自慢ではないが、原発事故以前のネット文献(通俗的な)では一番詳しい文章のひとつと思う。

DU 分っていること,分っていないこと,そして明らかなウソ

「劣化ウラン弾無害論」の批判的解説

http://www10.plala.or.jp/shosuzki/edit/ippnw/controv.htm

このうちとくに、文章の末尾に加えた 追加Ⅰ 知りたがり屋のための8章 を参照していただきたい。この文章は当時はかなあり専門的な知識であり、付録としたが、いまならたいていの人が読みこなすだけの予備知識を持っていると思う。

ついでに劣化ウラン関係の文章を紹介しておく。未来破壊性という言葉は原発においてもキーワードとなると思う。

未来破壊兵器=劣化ウラン弾   その歴史を探る

劣化ウラン弾:その人体への影響