7月20日、経済同友会の長谷川代表幹事が記者会見を開いた。
例によって「原発再開、さもなくば海外移転」の脅しだったようだ。
終了後の記者の質問。「それほど簡単に海外に出ることができるのか。受入国の電力供給が確保できるのか」
長谷川氏の答え。「ご指摘の点はごもっとも。そう簡単に海外移転ができるわけではない」

赤旗の背景説明によると、
急速な経済成長が続くアジアの途上国では深刻な電力不足が蔓延している。一部地域では輪番停電が実施されるなど、生産への下押し圧力が高まっている(第一生命経済研究所)。
設備の故障や劣化のため、発電設備の定格出力まで出力が出せないケースが多い(ジェトロ)

原発再開を声高に叫ぶ理由は、海外移転のおそれではなく、海外移転しようとしてもできないことにあった。移転するときはしれっと黙ったまま出て行くだろう。