赤旗にドイツの原発代替計画が報道されている。簡単な内容で、風力に期待した計画のようだが、興味あるのはそこではない。
まず第一に、ドイツの原発依存度はそれほど低くはないということだ。現在のドイツの原発は稼働中のものが17基あり、発電量の22.5%を占めている。これを10年後に完全閉鎖するというのだから、日本の経団連が聞いたら眼をむきそうな話である。
第二に、ドイツは電力輸出国だということである。10年まではそうだった。これからは当分のあいだ輸入国になりそうだが、「ドイツは買電国家だ」との宣伝は間違いだ。ただ地域によってはフランスから買ったり、別な地方では売ったりとEU内で融通しあっている。
第三に、代替エネルギー計画の成否は送電・蓄電・節電にかかっていると見ている。高圧送電網の拡充に11億ユーロ、蓄電技術の開発に2億ユーロが投じられる。
とかく日本では「脱原発なんてできっこないよ」という議論が先行しがちだが、ドイツにできて日本ではできないというのでは、「技術立国」の名折れではないだろうか。
電気を湯水のように使うか、さもなくば海外に移転するという会社はどうぞ出て行ってください。長い目で見れば、泣くのはあなたたちだと思います。