本日の赤旗に内藤正則氏の発言が掲載された。14面の左肩で見逃すかもしれないので紹介しておく。
非常にすっきりした見解である。内藤さんという人の肩書きは「財団法人エネルギー総合工学研究所原子力工学センター」の安全解析部長。相当「偉い」人のようで、日本原子力学界賞を4回も受賞している。しかも東大ではなく東北大学卒だ。

私は、チェルノブイリの後、通産省の委託を受け、過酷事故の拡大を防止するためのプログラムに関わりました。その結論は速やかなガスの放出(ベント)と冷却のための代替注水でした。
ベントと海水注入は、全電源喪失という事態に直面したとき、実施する、しないという選択肢はありません。やるしかないのです。それが何らかの理由で遅れたのであれば、その理由を明確にすべきです。
全電源喪失に直面したら、東電は、事業者としての義務と責任で決断しなければなりません。「官邸の指示」を待たずとも実施すべきことでした。
東電が速やかにベント、代替注水を実行できなかったことの検証が迫られます。

「誰か、東電内部に、判断を遅らせ実施を妨害した人物がいる」ということを内藤さんは言外に指摘している。ぜひとも検証してもらおうではないか。