昨日のメルケル演説に続き、本日の赤旗にはドイツ倫理委員会の勧告を掲載している。
これは2022年までに原発から全面撤退することを定めた政府法案の基礎となる文書だそうだ。
赤旗を直接お読みいただきたいが、気に入った一節を引用しておく。

ドイツ経済はその強さを、最高の質の製品を作り出すその創造性と能力に負っている。ますます多くの企業が、そのビジネス分野を持続可能な経済の方向に求めるようになっている。原子力利用からの撤退は、そうした企業にさらに多くのチャンスを与えることになる。ドイツの学術は卓越した位置にあり、エネルギー転換に向けて本質的な技術革新や高性能の解決法が引き続き期待できる。
ドイツは原子力からの撤退において世界的に重要な先駆者の役割と責任を担う。

いいですね。Deutschland, Deutschland über alles, über alles in der Welt ですね。

私たちもこれと似た経験を数多く持っている。70年代初めの公害闘争は大企業の抵抗を押し切って大幅な規制を加えた。その結果、生産は落ちるどころか、反公害技術はいまや日本の最大の技術資産として輝いている。乱開発から市民が守った自然環境はいまや観光日本の最大の資源となろうとしている。なによりもそれらの闘いは日本の民主主義にとって最大の知的遺産となっている。

それにしても、我らが米倉経団連会長もこのくらいのことは言ってみたらどうかと思うが、過去の発言における品性の低劣さはなんとも情けない。