もう20年も前でしょうかMDが発売になると日経新聞の速報欄で見て、これは絶対世界を制覇するリソースになると思い、みずてんがいで予約しました。MDウォークマン7万8千円、おそらく最初のロットだったろうと思います。それからの半年、悪夢のような日々が続きました。
4回も故障し、そのたびに修理に出してもう一台買えるくらいの修理費をぼったくられ、結局ご臨終となりました。
しかしあきもせず、据え置き型の新発売に飛びつきました。9万4千円だったと思います。さすがにこれは長持ちしました。故障知らずで15年間使い込みましたから二台合わせ技で元はとったと思います。
最新技術でリスクを承知で買ったので、これはソニータイマーというよりはソニーの技術の先進性の裏返しです。
私がソニータイマーを実感したのは5年前、500メガのUSBメモリ・スティックです。釧路には大きな量販店はなく、これしかないといってソニー製を買いました。5400円、当時としても高かったと思いますが、「ソニーだから」と納得して買いました。半年でうんともすんとも言わなくなりました。かなりのファイルがお釈迦になりました。物知りに相談したら、「あぁそれはソニータイマーですね」といわれ、初めてこの言葉を知りました。
実はそのちょっと前から、MDの圧縮ソフトATRACを公開しないことに強い疑問を感じていましたから、ソニーの経営者は後ろ向きになっているなとあらためて実感しました。やがてMDそのものが過去の遺物と化し、VAIOは不人気となり、プレステ技術を移植したDVDデッキも故障続き。「技術のソニー」は、見る影もない二流のアセンブリ会社へと落ちぶれていきます。