「盲、蛇に怖じず」(すみません、差別用語です)で「GDEはナンセンス」と書いたが、まんざら間違っていたわけではなさそうだ。
こんなページがあったので紹介しておく。リンクしようとしたら、間違えて元ページ閉じちゃった。すみません。無断借用になります。

GDEという言い方は、誤解を招く概念ですので使わないようになっていますが、これをGDP(支出側)と読み替えて考えてみますね。

先ほどの式では、

①生産 + 貿易差益 - 在庫品増加 = 国内総供給

国内総需要 = 最終消費支出 + 中間消費 + 総資本形成

ですから、少し書き換えて、

③生産 - 中間消費 = 最終消費支出 + 総資本形成 + 在庫品増加 + 貿易差益

となります。

一国全体では中間消費と中間投入は等しいですから、これの左辺がGDP(生産側)、右辺がGDP(支出側)です。

GDEだと『国内総支出』になってしまい、国内における総需要に見えてしまいます。

が、実際に意味しているのは「国内生産された付加価値に対する支出」ですから、総需要とは異なる概念です。

これでは、用語があまり適切とは言えませんので、2012年基準改定からこの言い方はしていません。

なんだそうだ。
の式が、私の提示した式ですね。ついでに国内総需要の式も提示してくれているので、三つ目の問題も一応解決。

それにしても、経理屋さんや統計屋さんの議論にはあまり加わりたくない。バランスシートの枠の中しか見ず、バランスシートで世の中がわかると思い込んでいる。貸借対照表の左と右がピタリと符合することに無上の喜びを感じる。これはフェティッシュな信心の世界だ。