あまりまとまった読み物が見つからないので、落ち穂拾い的に行く。

まずは魚は生態によって脳のパーツサイズが変化する! という記事。名大農学部の山本さんという人の書いたもの。

脳を見れば、その魚がどんな生活をしているのかがわかるほどです。その中でとりわけ面白いのが味覚です。

ヒト には舌に「味蕾」という食べ物の味を感じる器官があり、…コイにはその味蕾 がヒゲに多数あります。

味蕾でキャッチした情報は「顔面葉」という部分に到達するため、コイの顔面葉は大きくなっています。

ゴン ズイという魚には、この顔面葉にヒゲに対応した「地図」があります。そのため、ニオイのもとの位置がわかるようになっています。

さらにヒメジという魚は、ヒゲを自ら動かしておいしいものを探します。ヒメジの顔面葉はヒトの大脳皮質のように層状構造をしていて、しかもしわが入っています。

大量の感覚と運動系の情報を処理するために大きな面積が必要なためです。

以前は、魚の大脳は嗅覚処理だけにかかわるとされ、「嗅葉」と呼ばれてきました。しかし、実際にはいろいろな感覚が魚の大脳に送られることがわかってきました。

ということなので、むしろ大脳は脳より前にある体節感覚の集約点と考えたほうが良いのかもしれない。

その必要上、多くの感覚器は顔面に集中して配置されているから、当然、その面積も広くなると予想される。何かホムンクルスを連想させる話だ。

嗅脳、顔面葉などをひっくるめて「フロント脳」と表現しておく。