ナメクジウオの勉強 (ウィキペディアから)

久しぶりに脳の勉強。本日はナメクジウオ(Leptocardia)について。

ナメクジウオというのは俗称に近い。この辺りの生物は脊椎の起源に近いので注目される。だから分類・名称もその辺りに焦点があてられている。

ナメクジウオは単一ではなく、頭索動物(Cephalochordata)に属する一群の動物である(原索動物という呼び名は昔のもので、いま言うと笑われるらしい)

系統図を見るとどうも分かりにくいのだが、脊索動物が尾索動物と脊椎動物に別れる前に、その傍流として登場したもののようである。(これは形態的にはかなり飲み込みにくい議論だが、とりあえずこだわらないでおく)

動物は脊椎動物が生まれる前に海中では軟体動物、陸上では昆虫類として大発展した。

これらは旧口動物として一括される。これに対し、元は傍流であった新口動物の中からヒトデ、ナマコ、ホヤを祖先として脊索動物が生まれてくる(ホヤは脊索動物だそうだ)

脊索動物という割には、脊索の働きはたいしたものではなく、脊椎が形成されるとやがて退化してしまう。だいじなのはその背中側に平行して背側神経管が発生することである。これは上皮がめくれこんで管状となることで形成されるらしい。

基本的にはぐうたらな生き物で、海の底に寝そべっていて落ちてくるプランクトンを食べて生きている。なんでイカやタコ、エビやカニのような動物でなく、こういうグウタラが脊椎動物の祖先になるのかわからない。

機能も、昆虫や軟体動物に比べるとはるかに劣っている。目立った感覚器はなく、最先端に光受容器が眼点の形で存在する。

先端部の腹面に口、腹面中程に出水孔、その後方に肛門がある。

namekujiuo

③の黄色い筋が神経索、その先端の太くなっているところが脳室といわれる。ただし脳室だからといって特別なはたらきがあるわけではないらしい。

赤いグルグルは血管、心臓がないが血管自身が収縮して流れを生み出している。血色素はなく酸素交換はしていない。