これだけ公明党が自民党より強硬な路線をとり続けているのに、その母体である創価学会への批判がほとんど皆無というのはまことに不思議な話である。
そこで少し創価学会の論調を調べてみた。おどろくべきことに護憲・平和の旗を未だに掲げているのである。
それでは創価学会と公明党は分裂するのか。絶対分裂するわけがない。公明党は創価学会の政治部にすぎないからである。
すると創価学会の護憲・平和の旗はウソなのか。そうだ、まったくの嘘っぱちだ。
だとすると、なぜそのようなウソが通用するのか。
はっきりしている。公明党は批判されても、創価学会は批判されていないからだ。だから学会員は公明党がいくら批判されても、自分が批判されているとは思わない。
「池田先生があんなに護憲・平和を訴えているのに、どうして公明党は言うことを聞かないのかしら」くらいにしか考えていない。
だから国会前の抗議集会に平気で創価学会の旗を掲げて出てくる。
我々が学生時代には、学会の青年部は突如ヘルメットをかぶって全共闘気取りだった。しかし信濃町に向かわない限り、彼らは味方ではなくヌエでしかない。
だから、創価学会にもっと批判を集中させない限り、彼らの思考回路は変わらない。
そのために必要なのは、創価学会の幹部がいかに公明党を影で操っているかの裏面を暴くことだ。そのための材料が決定的に不足している。
メディアがまずこういう認識を持って、取材することが必要なのではないか。
それは決して容易なことではない。骨の髄からの嘘つきはウソを付いているという自覚がないから、ウソ発見器にも引っかからない。残念ながら、あの宮本顕治でさえも池田大作の甘言に引っかかったのだ。

この点については、不破さんが下記のごとくコメントしている。(「理論活動教室」 講師・不破哲三社研所長
当時の政治史の流れの中で「共創協定」(75年発表)が死文化した顛末(てんまつ)について述べた不破さん。提案してきたのは創価学会の池田会長自身でし たが、その背景には共産党の躍進に乗じて公明党を伸ばそうという思惑があったのではないかと指摘します。しかし、支配勢力が共産党封じ込めの新たな戦略に 動き出していたことを察知した学会側が同協定をなきものにしたというのです。