YouTubeで大学時代のピッチングが見られる。
三振の山を築く場面が記録されている。
しかしこのビデオを見ると、これではプロでは通用しないことが分かる。
左打者に対する場面が多い。最近の大学選手はほとんど右投げ左打ちのようだ。
相手チームの打者は外角高めのつり球に、みんな引っかかって空振りしている。
しかしプロの打者は絶対に見逃す。
有原の決め球は内角に食い込むスライダーだ。これは外角高めのつり球があるから生きてくる。
しかし外角高めを全部見極められると、スライダーはカットされる。そして甘く入った球を狙われる。
もう一つの欠点は球がシュート回転していることだ。そうなると150キロの速球でも球が浮き上がっては来ない。
バッターからすれば上下のブレを計算に入れなくていいわけだから、直球狙いでバッチリだ。
有原攻略法はこういうことになる。
1.外角高めは捨てよ。
2.内角のスライダーはカット。
3.内角のストレートが来たら腕をたたんで、レベルスイングで振りぬけ。シュート回転だからファウルにはならずに一塁手の頭の上を越えていく。センター返しのつもりなら三遊間を抜けていく。
逆に言えば、有原の生きる道は、まずシュート回転を是正することだ。
その上で、フォークかチェンジアップを会得して縦の変化、高低の出し入れで勝負することだ。
シュート回転になるのは、体の開きが早過ぎるからだ。それでも、上半身が強いから大学なら通用する。しかしこの投げ方では1,2年で肘がやられる。
ステップ幅をあと2センチ長くしなければならない。そのためには腰と下半身の粘りを作らなければならない。そのためには走らなければならない。
大学時代の残像が残っている限り、有原に未来はないと知るべきだ。