投票の分析(という名の老人・弱者への腹いせ)

1.年齢別分布: 20〜60代は賛成が多く、反対票が多かったのは「70歳以上」だけ。

2.年齢別・性別分布: 反対票が多かったのは「70歳以上の女性」と「50代の女性」だけ。

ただしこれは投票の分析ではなく「出口調査の分析」であり、出口調査では賛成票が上回っている。

南北問題との指摘

nanbokumondai

都構想で恩恵を受けるであろう梅田などの北区は賛成が上回ったのに対し、高齢者が比較的多い南区が軒並み反対に回った。

これらの分析(?)から、「都構想」が強者の論理の押し付けであることが分かる。そこでは「既得権益」を強者に譲らない人々が糾弾されている。

 

上から目線の典型…辛坊治郎の言い草

1.生活保護受給者への罵倒 生活保護受けてて、いまの大阪市のゆるい生活保護基準だから生活保護受けられるけれども、きめ細かい行政で行政単位が小さくなって生活保護受けられなくなっちゃあ困る。

2.高齢者への罵倒 市のタダのバス…若干払ってますけど、タダのバスとか地下鉄の切符を取り上げられたらたまんねー

というのが、結果ですね~

辛坊の「内心の自由」については認めるが、あるいは居酒屋談義としては目をつぶるが、テレビという公共の電波を通しての発言としては、とうてい許されるものではない。

この人はブラウン管の向こう側を想像したことがあるのだろうか。この番組を見ていた高齢者や貧困者にとっては面前で「社会のウジ虫」と罵倒されたようなものだ。

ヘイトスピーチへの判決にも示された通り、弱者への侮辱は人権侵害であり違法行為を形成する。

ただ、具体的な法的責任は、これを放映したテレビ局に向けられるであろうが。

(あるブログでは自己責任を声高に主張する辛坊が、ヨットで遭難した時、どうして救助を要請したのだろうか? という辛辣な批評があった)