ちょっと一休みして、知識を反芻する。

これまで動物の定義をして、その後一気に脳の勉強に進んできた。

とくに視覚の動画化と処理の問題に重点を置いて学んできた。

その中で視覚は動物の中枢的・本質的機能であることを確認してきた。

ではどうやって動物は視覚という能力を獲得したのか?

ちょうどその時、赤旗に「視覚は視覚のある動物を取り込んだことで獲得された」という記事が載って、「それはないでしょう」という話になった。

細胞内小器官としてミトコンドリアというのがあって、これはリケッチア由来の器官であることが確かめられている。

しかしこれは生物が単細胞であった時代に形成されたものであって、多細胞生物になれば、自己対非自己の関係ははるかに厳密なものとなるので、ありえない話だろうと思う。

その時に葉緑体の話が出てきて、葉緑体も元々はバクテリアの一種であり、藍藻と共生することにより植物の起源になったということが分かった。

ここから話は脱線していく。

葉緑体は光をエネルギーに変換する装置を内蔵しており、これは視覚の起源ともなりうるのではないかと考えたのである。

まだあまり勉強していないのではっきりしたことは言えないが、視覚というのもある種の色素が光を受けてイオン変化に転換し、これを酵素系が信号として増幅するという過程を経て脳内刺激になるようだ。

この機序は葉緑体における光合成の過程(とくに初期過程)とそっくりではないか、というのが思いつきである。

ということで、目下光合成の初期過程を勉強中であるが、なかなか難しい。しかしこの思いつきは確信に変わりつつある。