視覚物質の起源については、まだいろいろな議論があるようだが、葉緑体についてはかなり研究が進んでいるようだ。

ただウィキペディアの記載はまだ整理が済んでいなくて、かなり雑然としている。自分なりに整理しながらまとめてみたい。

葉緑体は細胞の中の小器官である。この中にさらにチラコイドという小器官があり、その中は葉緑素という色素とルーメンという液体から成っている。

おそらくはこの色素が光エネルギーを受容し、そのルーメン内の液体の水素イオンを上昇させる。

この水素イオンを利用して、チラコイドの膜に分布するATP合成酵素が活動し、ADPからATPを合成する。このATPが生物のエネルギー源となるわけである。

このような二段階プロセスはミドリムシと似ている。ただ光合成がエネルギー合成の過程であるのに対し、視覚はエネルギー消費過程であるところが異なる。

葉緑体の遺伝的あり方はミトコンドリアとよく似ている。細胞のDNAとは異なる独自のゲノムDNAを持つ。光合成をおこなう真核生物を細胞内に共生させたことに由来すると考えられる。

これとは別に、NHK特集で書かれたような「たまたま取り込まれちゃって、細胞内で生き続ける」というケースもあるらしい。

ウミウシ(動物)の仲間の嚢舌類は、海藻の細胞内物質を吸い込むように食べるが、中には葉緑体を分解せずに細胞内に取り込むものがある。

取り込まれた葉緑体は、ここで光合成を行ない、動物細胞にその産物を供給するのだそうだ。(ウィキペディア。ただし出典記載なし)

ただ、これは動物にとっては「堕落だ!」