少しキューバの勉強をしなければならないと思って、ネットの文献を探すことにした。

グーグルで「キューバ 国交回復」と入れて検索すると、まっさきにこの論文が出てくる。

2015.01.22 Thu キューバ革命思想の行方――「帝国主義」アメリカとの国交正常化の背景 森口舞

率直に言えば、表面的事実は要領よく抑えられているが、そのような表面的事実だけからは歴史の真実は浮かび上がってこない。

そこには「なぜか」という問いがないからである。中東問題についての様々な解説と同じだ。それは森口さん自身がよく分かっているのではないだろうか。

わたしは、キューバ封鎖という55年にわたる経過は、ひとつの戦争だと見ている。

それはもうひとつのベトナム戦争だ。

そして国交回復が実現すれば、それは間違いなくキューバの勝利だということである。強調しておきたいのは、それは同時にラテンアメリカの勝利でもあるということである。

それは、ベトナム戦争の勝利が世界の民族運動と平和運動の勝利であったのと同じだ。

たしかにいまキューバは満身創痍の有り様だ。国交回復が実現したとしても、それを「勝利」と呼ぶほどの確信は、多くの国民には残っていないかもしれない。

だから我々はそれをマクロに、歴史的に、南北アメリカの力関係の変化の中で見つめていく必要がある。

…と、ここまでが前置き。