アニュエル・ブンダヴォエ(Agnelle Bundervoet)というえらく呼びにくい名前のピアニストが居る。

1922年まれのフランスの女流ピアニストで、50年代から60年代前半にかけて活躍したようだ。

LPを3,4枚出しただけだが、そのLPが1枚10万円というとんでもない値段に取引されているようだ。

幸いなことに、その幾つかがYouTubeでただで聞ける。添付された写真を見ると相当腕力が強そうだ。

演奏もそのとおりで、ブラームスの3曲のラプソディーを聞くと、ピアノがズシンズシンと鳴っている。指もよく回っている。

buntavoe

ただ私の好みで言うと、こういうブラームスはあまり好きではない。ラプソディーがそもそもそういう曲なんだからしようがないが、そういう曲を選んだというのも、この人の判断だろう。

ラベル「夜のガスパール」については、正直のところよく分からない。シューマンの演奏は全て削除されてしまっている。

著作権の関係なのだそうだが、まだ本人が生きているのだろうか。1960年前後の録音に著作権を主張するのもどうかと思うが。

バッハについては、「ほう、そうかね」という程度。バッハというよりはブゾーニを聞いている気分。

どんな人かねと思って小伝を翻訳し始めたら意外に長い。休日の半分を費やしてしまった。何か損した気分。

フォーレのレクイエムが最愛の曲と書いてあった。一方でコンテンポラリーにも積極的にかかわったらしい。

ちょっとブラームスやシューマンとは違う人なんだろうと思う。