いろいろ考えたが、やはり一人で囲っておくのは惜しい。
この涙腺刺激メール、相手の迷惑にならないよう細工して、載せることにした。

U 先生へ
北大で一緒だった鈴木頌です。
いま、ブルックナーの8番を聞いていて、突然思い出しました。
レコード借りっぱなしです。
と言っても、もうどこかに行ってしまったけど
たしかショルティのロンドン盤でした。
そのほかにワルキューレも聞かせてもらいましたが、
当時の私には歯が立ちませんでした。
ネットで探したら、ホームページでお顔を拝見しました。
40年過ぎるとこういう顔になるかと、自分の顔を鏡で見直しました。
私も民医連を退職して
今では老健施設でお世話になっています。
いまさらお礼もお詫びもできませんが、
一言ご挨拶させていただきます。
お元気でお暮らしください。
このメール、着くと良いのですが…

鈴木さまへ
 メールを感謝いたします。まるで、一気に青春時代の真っただ中にいた時代に舞い戻ったようです。あの頃は、学生運動のために休講が多く、その時間を私は音楽鑑賞などに当てていました。その際、鈴木君にレコードをお貸ししたのでしょう。あの演奏では第二楽章のトリオ部分に於いて天使が歌っているように感じたことをよく覚えています。
 …相変わらず音楽は聴いており、勿論、ブルックナーもよく聴きます。そして、ワルキュウレも時には聴きます。
 …安倍首相という第二の東条のような売国奴が闊歩するような日本は、到底許せるものではありませんが、多勢に無勢、耐えるしかないでしょう。鈴木君の正義への闘争の姿が今でも鮮烈に浮かんできます。
 まことに貴重なメール、有難う存じます。