このところ赤旗を読むヒマがない。読み始めると必ず引っかかってしまうからだ。

昨日は西尾勝さんだったが、今日は、北岡伸一さんの発言が気になって止まらなくなった。

記事は一段で、二面の右下にひっそりと載っているのだが、北岡さんがいよいよ安倍政権との対立を露わにし始めたという点ではかなり注目だ。

まずは記事の紹介。

北岡さんは国際大学の学長だが、安倍首相の諮問機関「戦後70年談話に関する有識者会議」の座長代理という、いわば最強の安倍ブレーンだ。

この北岡さんがシンポジウムで下記のごとく発言した。

侵略して悪い戦争をして、たくさんの中国人を殺してまことに申し訳ないということは、日本の歴史研究者に聞けば99%そう言う。

私は安倍さんに“日本は侵略した”と言ってほしい。

戦後70年経って、“謝罪のほうが談話の中心に来るかどうかがキーだ”というメディアには私は違和感を覚える。

記事はこれだけだ。

私もこれにほぼ同感だ。ひとつは謝罪ということではなく、侵略の事実を認めることがだいじだということだ。何が申し訳ないのかを明らかにした上で謝罪すべきだということだ。

悪いことをした会社が記者会見をやって、土下座して謝ったりしているが、そういうことではないのだ。謝るべきは「世間をお騒がせした」ことではない。形ではなく中身だ。

そのうえで大事なことは、戦後70年、日本が平和に徹してきたことだ。誇りを持っていい。そこをもっと強調すべきと思う。

その上でこれからも平和の思想を貫いていくことを明確にすること、これが最重要ポイントだ。これが今の日本人の大多数の心持ちではないか。

北岡さんはそういうことを言っているのだろう。勘ぐれば、「観測気球」かもしれないが、この際詮索はしないでおこう。

集団自衛権論者でもある北岡氏は、過ぐる戦争を侵略と規定することにより、今後の中国の膨張主義に対し、日本が「民族の自衛権」を発動する根拠が成立すると考えているようだ。

*2013年07月23日

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