ライノウィルスの勉強

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ライノウイルス(Rhinovirus)は、ピコルナウイルス科エンテロウイルス属 に属するライノウイルス系のウイルスの総称。一般的にはヒトライノウイルス(human Rhinovirus)を指す。 RNAウイルスであり、風邪(普通感冒)の代表的な原因ウイルスとして知られている。

これが全文。

さすがにこれでは身も蓋もないので、別のページを探す。

横浜市衛生研究所:ライノウイルスについて

流行は?

 大人のカゼの2分の1から3分の1は、ライノウイルスが原因だとされています。このため欧米では、ライノウイルスのことを(鼻)カゼウイルス( common cold virus )と一般では呼ぶ場合もあります。ライノウイルスによるカゼは、一年中見られますが、特に春と秋に多く見られます。RSウイルスやインフルエンザウイルスが暴れまわる冬には比較的少ない です。

どんな病気?

 ライノウイルスは、鼻、のどといった上気道の炎症をおこします。ライノウイルスは33度でしか増殖しない とされ、そのため通常ライノウイルスによる炎症は上気道に限局されます。潜伏期は短く 1-3日です。

 頭痛・のどの痛み、鼻詰まり、くしゃみが起こります。水のような鼻水が出始めますが、次第にそれは濃いねばっこい黄色あるいは緑色のものへと変化し、量も少なくなります。通常、発熱はありません。軽い咳が少し遅れて出始め 2週間近く続くこともあります。通常、1-2週間以内に軽快します。

 獲得される免疫は、感染したライノウイルスの血清型に特異的なもので、他のライノウイ ルスの血清型による感染防止にはあまり役立ちません。…ワクチンを作ることは絶望的です。

 ライノウイルスを特異的にやっつけるような治療薬(特効薬)はありません。治療としては、症状を和らげる薬を症状に応じ て使います。

病原体は?

 ライノウイルスは、ピコルナウイルス科に属します。picoは小さいの意、ルナはRNAを指します。ヒトに感染症を起こすのはライノウイルス属。

 酸に弱く、上気道 から感染する。

予防のためには・・・

 鼻カゼ症状の最初の二日間 に他の人を感染させる可能性が強いです。患者の咳によって生じた飛沫を吸い込んで感染したり、患者の鼻水中のウイルスが付着したものに触れた手で自分の鼻の中、口の中、眼に触れて感染します。

 手をよく洗うこと が予防のために有効です。

次がなぜかあの県営住宅追い出し死の千葉県のサイト。

ライノウィルスと喘息発作に関係について参考になる情報

喘息のある人では、ライノウイルスは、喘息発作の誘引となる、最も重要なウイルスと考えられます。

この感染症にかかった時に、喘息の人では症状に違いがあることが、1970年代から注目されていました。喘息児は、有熱期間も長く、気道症状も重くなりました。

別の論文では、喘息増悪化における一番の原因因子(60-70%)とされる。

ということで、当施設でも喘息に進展したケースがあった。この方はそれまで喘息と診断されていなかった(見逃していた?)。

風邪 サプリメント マニュアル

というサイトでも手洗いが推奨されている。しかしこれは今回のような集団発生時にはほぼ不可能だ。むしろマスクのほうが有効ではないか。

あとは喘息やCOPD患者には特別の注意を払うことになるだろう。これらの患者の保護をまず優先して考えるべきかと思う。

最近、「エンテロ・ウィルス68」という新しいウィルスが発見され、ライノに近いがより毒性が強いということで問題になっているようだ。

Mouse models of rhinovirus-induced disease and exacerbation of allergic airway inflammation

という論文があったが、面倒なので読んではいない。

ただ“augmentation of allergic airway inflammation”が確認されているとのことなので抗アレルギー薬の治療は積極的に行うほうが良さそうだ。

ただし使用量は通常の1/2でも多いくらいで、PA錠の2錠 2X あるいは セレスタミン 1錠 1X vds でも十分効くようだ。何かありそうな人にはこれにクラリスロマイシンを載せている。小青竜湯は、私は使わない。基本的に“漢方”の発想は嫌いだ。