鳥の解剖学はよくわからないので、先ほどの説明もわかったようなわからないようなところがある。
しかし本文を読むほどのガッツはないのでやめておく。
要するに血流途絶による虚血性壊死が本態で、おそらくボルタレンにより誘発されたプロスタグランディンの機能異常が絡んでいるのだろうということだ。
人の場合、妊娠後期にアスピリンを使うと胎児の動脈管が閉塞してしまうということが知られており、なにか類似の病態が働いているのだろう。「腎ポータルバルブ」などという変なものがないから、哺乳類は助かっているということになるのかもしれない
しかし鳥一般についてはどうなのか。ハゲワシに特有の事象なのか。
さらに探すと、下記の論文があった。今度はありがたいことに日本語だ。
鶏尿石病(腎臓痛風または内臓性痛風・尿酸沈着症) 平成 7 年 3 月 31 日の日付になっている。
という教科書的な解説本の一部のようだ。
内臓性痛風は、30年以上前から鶏に認められている疾病です。その病変が特異的であるので内臓性痛風には、(病変の状態によって)急性中毒性腎炎、腎臓痛風、腎臓結石、栄養性痛風、ネフローゼ、その他など様々な名前が使われています。
内臓性痛風は、腎機能の低下によって、尿酸が過多となる状態と、産卵開始により生理的に代謝が亢進し、代謝物が多くなった場合…があります。
その結果として、尿酸カルシウム・ナトリウムが腎臓など様々な箇所に沈着します。
ということで、代謝疾患として位置づけられている。
原因として栄養障害、伝染性疾患、中毒があげられている。
中毒のところを見ると、
サルファ剤、アミノグリコシドのような抗生物質は腎臓を経て体内から除去されるため、腎臓に対する毒性を有する可能性があります。
とだけあって、ボルタレンについては触れられていない。これはおそらく養鶏業界にボルタレンを使う習慣がないからであろう。
というわけで、あとは鶏にボルタレンを食わせてみればはっきりする。誰かやってくれ。