どうして微に入り際にわたり天北について触れたかというと、「選挙のページ」で天北地区の経験が全国報道されたからだ。

前の南光町長の山田兼三さんが、今は中央選対にいて、天北地区に応援に入ったのだそうで、その経験を語っている。


天北地区は稚内市など1市11町にまたがる広大な地域です。ところが地区委員会の専従は事実上地区委員長一人であり、候補者決定のための詰めが十分にできていませんでした。

このため私は二度にわたって地区に入らせていただきました。

中頓別町では現職の本多町議の立候補が困難だと分かり、中頓別支部の佐藤支部長の息子の妻の佐藤奈緒さんが良いのではないかということになりました。

奈緒さんはまだ入党していなかったが、山田さんが入党と町議選への立候補をお願いをした。

約1時間半の話し合いで入党と立候補を約束。すぐに緊急支部会議を開き承認されました。

遠別町では前町議の木村ひでおさんが再度立候補を表明しました。最初は75歳という年齢もあり、立候補は困難との思いが本人にも支部にもありました。

しかし懇談のなかで、4年間の空白はなんとしても克服しなければと、木村さんの決意を引き出したのです。

浜頓別町では71歳の宮崎美智子さんが適任だとの合意にいたり、本人に要請したものの、即座に同意は得られませんでした。

そこで山田さんも入って、あらためて立候補を要請した。

宮崎さんには71歳で新人として立候補することに躊躇もありましたが、「今の政治情勢の中、断ることのほうが難しかった」と言って、出馬の決意表明をしてくれました。


うむ、そうなのだ!

文章の面てには浮かんでこない、さまざまな葛藤があったのだろうと思う。それを見つめる山田さんの優しい目線が感じられる、良い文章だ。

いまは田舎では、選挙に勝つより選挙に出ることのほうが難しいご時世になったのだ。