推進派の言い分のなかで、気になる点が一つあった。
既得権益に守られた「岩盤規制」の見直しは、成長戦略の柱となる
金融情報サイト > 金融経済用語集 > 日本経済用語集 > 岩盤規制の項にある。グーグルで二番目に出てくるサイトである。
前の記事でも書いたように、規制の変更はシステムの実態、あるいは将来予測に合わないところを調整し、システムが力を発揮できるようにすることに意味がある。これをしたから成長できるという仕掛けのものではない。
システムの駆動・展開が第一義の命題であり、規制方法の調整はそれに合わせて行うものである。
むかし病院にOAを導入するとき、管理部のメンバーはみんなこういったものだ。
「それでどのくらいスピードアップするの」、「どのくらい労力の節約になるの」、「どのくらい経営効果があるの」
コンピュータ会社の人はそのたびにこう答えたものだ。
「みなさんが期待するほどにスピードアップはしませんし、労力の節約にもなりませんし、コスト改善にもつながりません」
「これは将来のための投資なんです」
それを成長戦略の柱にしてはいけない。それは成長する時のためのものなのだ。
揚げ足取りをするわけではないが、かなりベーシックな問題だ。こういう連中の言うことはまともに聞かないほうがいい。