コタンの星になった医師マンロー
一応マンローの生涯の最後まで書き上げました。かなり凸凹の構成になっています。これから章立てを改めようと思っています。
お読みいただければ分かるように、マンローの行動は当時としては相当破天荒なものでしたが、彼の学問的活動は決して奇をてらうようなものではなく、大変筋の通った立派なものでした。しかしその研究はほとんど英語で書かれたものであり、日本人にはほとんど知られていません。
おそらく本職は考古学・人類学者でしたが、決してそこにとどまるものではなくたいへん多岐にわたっています。しかもそれらの研究にはりんとした筋が一本貫かれています。それ故にこそ、マンローは北海道の山間のアイヌ集落にとどまり、そこでアイヌの人々にかこまれて、最期を迎えたのだろうと思います。
このような人が日本にいたことを、とりわけその学問的両親と業績を、私達は忘れてはならないでしょう。
第1章 マンローの学生時代
http://shosuzki.blog.jp/archives/84113081.html
第2章 遍歴の時代
http://shosuzki.blog.jp/archives/84120752.html
第3章 マンローは何をしに日本へ
http://shosuzki.blog.jp/archives/84159823.html
第4章 マンロー、人類学にのめり込む
http://shosuzki.blog.jp/archives/84182749.html
第5章 高畠トクとの出会い
http://shosuzki.blog.jp/archives/84186208.html
第6章 人類学研究が絶頂にhttp://shosuzki.blog.jp/archives/84186223.html
第7章 「先史時代の日本」 その1http://shosuzki.blog.jp/archives/84325086.html
第8章 「先史時代の日本」 その2http://shosuzki.blog.jp/archives/84485079.html
第9章 全国遺跡の行脚http://shosuzki.blog.jp/archives/84900864.html
第10章 そして二風谷へhttp://shosuzki.blog.jp/archives/84933955.html
第11章 二風谷、アイヌと向き合った12年http://shosuzki.blog.jp/archives/84995603.html
第12章 マンローが遺したかったものhttp://shosuzki.blog.jp/archives/85003725.html