Soft Perfect RAM Disk の使い方を勉強する

このソフトの説明書がひどく難しい。原理的にはそんな難しいわけはないので、

1.foobarを乗せる。

2.HDのどこかにTemp Folderを作る

3.終了時にfoobarの一式をTEMP Folderに保存する

4.次回起動時に自動的にTEMP Folder を読み込む

という4つの手立てが立てば良いだけだ。むかしならDOSで作れてしまう程度のものだ。

それがわからないのは、ひたすら説明書がわからないからだ。

まずは「窓の杜」の説明

ハードディスクの完全エミュレーションとイメージファイルへの内容書き出しにも対応

これ、分かりますか? 分かる人なら説明書いらないでしょう。

とは言いつつも、読むしかない。

スナップショットの作成やシャドウコピーを含めたハードディスクのエミュレーションに対応。これまで対応していなかった復元ポイントの作成が可能になるなど、実際のハードディスクとほぼ同等に扱えるようになるのが魅力。

ということで変に多機能化されているのが難点。

必要に応じてRAMディスクに保存したファイルをイメージファイルへ保存する機能が追加されたのも大きな変更点

ということだが、私にはそんなことどうでもよい。バッファローのソフトのように「かんたん設定」でポンというのが良い。ガラケーが欲しくて店に行ったのに、無理やり最新式のスマートホンを押し込まれるようだ。

「ガラパゴスでいいから、携帯電話をください」

「いえいえ、それはもう発売になっていません。そういう時代なのですからそれに合わせてください」

てなもんだ。

ずっと下まで見ていくと、古いバージョンが発表された時の紹介記事がリンクされているので、そちらに行ってみる。

「SoftPerfect RAM Disk」は、作成可能なドライブの数・サイズに制限がないRAMディスクソフト。

ということだそうだ。実はそれもどうでもよい話なんで、ドライブの数は一つで十分、サイズも100メガあればお釣りが来る。

ログオンと同時にマウントするタイプと、Windowsの起動と同時にマウントするタイプを選べる。

これは「Windowsの起動と同時」タイプだな。

ハードディスク上などにデータのバックアップを保存したい場合には、[Image]メニューから独自のイメージファイルをあらかじめ作成する必要がある。

作成したイメージファイルとRAMディスクを関連付ければ、RAMディスク上のデータを自 動でイメージファイルへ書き込ませることができる。

また、RAMディスクがマウントされたときにはイメージファイルのデータが自動で読み込まれる。

つまり、根本的に「イメージ・ファイル」なるものからは逃げられないわけだ。だからこれがわからないと打つ手はなさそうだ。

肝心なのは、「イメージ・ファイル」なるものと、TEMP フォルダーの概念とどこがどう違うかだ。

最後の段落は、決定的にダメージだ。

イメージファイルの大きさがそのままRAMディスクのサイズとなるため、作成可能なRAMディスクの上限サイズを環境に合わせて確認する。

これらのイメージファイルをRAMディスクではなく、通常の仮想ディスクとしてマウントする機能も搭載されている。

もう絶望的だ。


次は、Nettool という発売元のページ。

テンポラリー ファイルをハードディスクから、メモリー(RAM)上に置き換えるだけで、処理スピードは大きく向上します。

ということで、これはFirefox をフォルダーごとRAMに移すと、そこにTEMPファイルが作られるので、スピードがアップするということ。

そうか、それがRAMづくりの主要な理由なんだな。それはそれで、後で試してみよう。しかしいまはまずfoobarだ。そろそろ疲れてきた。

休憩 再開

RAM ディスクで作成したファイルを物理ディスク上のファイルと対応させることにより、Windows終 了時にRAMディスク内のデータ内容を物理ディスク内のファイルへバックアップ、そしてWindows起動時、物理ディスク内のファイルからデータ内容を RAMディスクへリストアすることにより、安全で安定した運用を実現できます。

相当くどい言い方だが、終了時のバックアップと再起動時の「リストア」が必要だということ。それはわかっている。

ということで、ここには役に立つ情報はひとつもなかった。


そんでもって、肝心の「イメージ・ファイル」なるものが何なのかはわからずじまいだが、いつまでこうやっていても仕方ないので実際に動かしてみる。

1.RAMディスク作成

まずそこからだ。これは要するにメモリーの中にパーテーションを作ることだ。そこを仮想ドライブ「G: 」とする。

最初はなんにもないのに「ディスク→追加」だそうだ。まぁ仕方ないから付き合う。

「ディスクの追加・編集」画面が出てくる。私のダウンロードしたのは改訂版らしく、「ディスク→追加」ではなく「RAMディスク→RAMディスクの追加・編集」となる。

この画面でサイズを200、ドライブレターをG:とする。「アンマウント時にメモリを消去」にチェックを入れる。ファイルシステムはNTFSを選ぶ。

ここでOKを押す。

これでRAMディスクドライブの作成は完成。ここまでは何の問題もない。あとは初期画面のG:の上で右クリックすれば、削除は一発のようだ。設定変更は右クリックしてプロパティを選択すれば良いようだ。

2.データの消えないRAMディスクの作成

「えっ、そんなものあるの」と一瞬目を疑う。「消えない消しゴム」みたいなもので一種の形容矛盾ではないか。

「シャットダウンや再起動した後でもデータが消えないRAMディスクを作成する」ことができるそうだ。それなら、最初からこちらをやればいいじゃん。

メニューバーにある「イメージ」から「イメージの作成」をクリック。現行版は「イメージの作成と仮想ディスク」になっていて、そこを押すと「イメージの作成」が出てくる。

ここがちょっとした難関で、ブランク欄の右側にあるフォルダーの絵柄を押して、「名前をつけて保存」の画面が出てきたら、予め設定したフォルダーを指定し、名前をとりあえず「test_ram」として保存する。

“予め設定した”というのが実はなかなかクセモノで、これは後で説明する。

3.ブートディスク用のRAMディスク作成

というのもあるが、もう疲れたのでヤメる。

とりあえず、「データの消えないRAMディスク」というのがどんなものなのか試してみる。ドライブG:のfoobarを消して、あらためて「データの消えないRAMディスク」で設定したドライブH:に乗せ換える。

さて再起動だ。