日銀の追加緩和 NHK報道がひどい

NHKは本当にひどいことになっている。

きわめて穏健に考えたとしても、量的緩和は諸刃の刃だと分かる。第一、日銀券を大量に発行して何を買おうというのだ。

もう市中に国債や、優良債はない。ハイリスクの物件を買い込めば、日銀そのものの信用が落ちていく。

しかも日銀の経営論理からではなく、消費税再引き上げのための緩和だとすれば、あとはもう底なしである。

現に黒田総裁は「必要があればちゅうちょなく調整する」と言っているから、自分がクビになるまでは垂れ流すつもりだ。

前にも書いたが、今の日本は株高の含み益で成り立っている。1万4千円が生命線だ。もしこれを割るようなことがあれば、ヘッジファンドがなだれ込んで、たちまち相場は崩壊するだろう。9月には1万4千円台まで値を下げた。年金の投信運用を急かすサインだ。

黒田総裁は表向きの理由を「2%物価目標」を達成するためだと言っている。しかしなぜ2%が達成できなかったかの説明はない。

なぜか、

説明できないからである。円安で輸入価格が上昇し、電力各社が相次いで値上げを発表し、さらに消費税関連で物価が押し上げられたにも拘らず2%が達成できないのは、消費の落ち込み以外に説明しようがない。

消費の落ち込みは勤労者所得の低下以外に説明のしようがない。説明のしようがないから説明しないのである。


せめて報道は量的緩和に功罪二面があることを報道すべきだ。2%目標についても、過去の経過を踏まえて報道すべきだ。

これまでNHKニュースを見ていて、安倍首相の顔が出てきたら、その瞬間にチャンネルを切り替えていた。そのためにリモコンを握って離さなかった。

しかしこれからはNHKニュースが流れ始めたら、即チャンネルを切り替えなければならなくなりそうだ。


見出しとリードだけ紹介しておく

日銀 追加の金融緩和を決定

これまで着実に進んできたデフレマインドの転換が遅延するリスクがあるとして、追加の金融緩和に踏み切った。

…こうした効果をより強めてデフレからの脱却を進め、2%の物価目標の実現により万全を期す ねらいがあります。

アホか?