こういうシューベルトの肖像画があったのだ。
schubert
中学の音楽室に掲げてあった肖像画とはずいぶん趣が違う。
ひとことでいえば、「くら~!」
たしかに若いが、年齢不詳。18歳にも見えるし30歳にも見える。
小太りで その上強度の近視
と書かれているが、そのような印象はない。
ウィーン少年合唱団の後ろの方に、声変わりした大きな連中が数人いるが、それがさらに大きくなって団を離れるとこんな顔になるのかなとも思う。
精一杯すましているだけかもしれない。笑ったら案外可愛い顔なのかもしれない。
ああいう甘く悲しいメロディーは、不幸せな人間には作れないだろう。
レントラー大好き人間で、レントラーのリズムにコードを載せて、ボサノバのようにコードを次々に変えながらメロディーを作っていく…
それが名曲量産の秘密ではないだろうか。
この写真を見ながら、ふと、シューベルトの聞き方を変えてみようかと思う。