風邪がますますひどい。本日はついに午後からダウン。

ただ昨日書いたブーニンの記事が気になって、YouTubeでまとめ聞きした。

STANISLAV BUNIN plays CHOPIN Polonaise-Fantaisie Op.61 (1987)

BUNIN Nocturnes 4,5,8,17(1995)

Chopin Concerto No.2 in F minor, Op.21, Bunin, LPO, Wesler-Möst - Live

STANISLAV BUNIN plays CHOPIN 4 Mazurkas Op.33 (2005 LIVE)

BUNIN plays RACHMANINOV Prélude Op.32_12 (LIVE 1992)

という曲が聞ける。


昨日の感想は全面的に取り消す。

すごい演奏家だ。いままで食わず嫌いで来たが、とんでもない人だ。野球で言えば大谷投手だ。

ノクターンの8番(作品27の2)、オクターブの和音が聞こえた途端、ぼろっと涙が出てくるほどの演奏だ。

「えっ?」と思ってルビンステインとポリーニを聞き直したが、こんな音は出していない。

幻想ポロネーズは見事だが、「そうかね?」という感じ。あとはライブ録音ばかりでホントの勝負ではない。現役バリバリだから、YouTubeに音源が出てこないのは仕方ない。

ということで、YouTubeで聞けるのは4つのスケルツォと4つのノクターンのみだ。

その範囲で言えば、まさに絶品だ。

一言で言えば、音の一つ一つに説得力があること、音楽全体に気品があることだ。

これだけで十分だろう。この人の音作りから言えば、スタジオ録音を聞かないと良さはわからないと思う。そこがポリーニと違うところだ。