タチアナ・シェバノヴァのマズルカ作品17の4曲が聞ける。
聞いたことのない音色と、聞いたことのないリズム感覚だ。
「これぞマズルカ」ということなんだろうけど、そして「確かにそうかもしれない」というほどの説得力はあるけど、「だから何さ」という感じもする。
1曲めは無骨そのもので、さすがに引いてしまう。2曲めはなかなかいい。グリンカとかアレンスキーを聞いている感じ。4曲目になるとうーむとうなってしまう。たしかにマズルカってそうかもしれないけど、ショパンがパリのサロンで弾くスタイルではない。ペショペショのロシア風打鍵もやはり違うと思う。これはショパンの中でも名曲だ。土のついた大根ではない。もっとクリスタルでなくてはいけないと思ってしまう。
これは節くれだった指でぬっと突出されたショパンだ。たしかに味はある。