CDデッキというのはほんとに壊れやすいもので、もう何台買い替えたか分からない。3万円だろうが5万円だろうが、結局読み取りが悪くなってイカれるのはおなじだ。一度壊れたものは修理してもダメで「どこを修理したのだ!」と気分が悪いだけ。壊れればただのクズだ。
もう高いデッキなど買わないと決意して、オーディオのフロアーには行かず、パソコンの外付けコーナーを探した。
一応ブルーレイも再・録可能というパイオニアの製品を1万円ちょっとで買った。これなら5台壊れても元はとれる。WABで吸い出してパソコン経由でDACに行けば、高級CD再生デッキなどいらなくなる。
それじゃDACも買い替えましょうということで、オーディオの方に行ったが、これがまた分からない。
パソコンの外付けならほとんど1万円以下だが、これがオーディオ・コーナーでは5,6万はする。店員のおすすめはケンウッドのヘッドフォン用アンプというもので、これだと3万円くらい。
一物二価というが、これでは三価だ。「いったい適正価格はどのくらいのものなのか?」、頭のなかが洗濯機状態になって、そのまま買わずじまいに終わった。
そのまま帰るのは癪なので、スピーカーを見ていく。1本十何万というのは私の趣味ではない。ブックシェルフで十分なのだが、十万足らずのプリメイン・アンプだから、せいぜい3,4万かと思ったら意外に高い。
店員のおすすめでZensor1というのにした。何でもデンマークの製品らしいが、作っているのは中国。3万円足らずなので、その場で即決し持ち帰った。DACがスピーカーに化けたという次第。
替えてみるとやっぱり違うもので、音の折り目がぴんと立つ。「ボヨーン」が「カキーン」になる。半年ぶりくらいにCDを聞いたが、Foobar 経由ですごい音がする。
うざったい音だと思っていたルビンステインのCDでショパンのマズルカ。変なキラキラがなく、目の前でピアノを弾いているように聞こえる。ないと思っていた音の芯がある。考えてみたら今までのスピーカーはもう30年近く経っているから(どういうわけか他のものは壊れてもスピーカーだけは壊れない)、骨軟化症なんでしょうね。
困ったのは、いままでそれなりに聞いてきたyoutubeの音が我慢できなくなること。音が良くなるということは欠点が目立ち始めることになる。メガネを掛けてよく見えるようになったら、嫁さんの顔のシワとクスミとタルミが予想以上に質量共に進んでいることに気がついたという感じか。まぁそのうち慣れる。
嫁さんの口癖、「ブスは慣れる。美人は飽きる」