このままでは、収まりがつかないので、私なりに議長権限で、強引にまとめさせていただく。
まずは、コリオリ力など地球の引力と回転スピードに比べれば微々たるものだ。
重力は赤道の空気がゼロになって、すべての空気が北極に溜まってしまうことなど許さない。コリオリ力には、多少コースがナチュラルシュートする程度の控えめな働きしかない。
これが第一点だ。
第二点は、地球の自転にともなって地表と空気のズレが生じるが、これも気象に影響を与えるほどのものではない。重力はそんなにやわなものではないということだ。したがって地球の自転が直接偏西風を生じるわけではないということだ。
とすれば、風は何によって生じるか。それは上下の問題だ。南の暖かい空気が北に向かい上昇する。北の冷たい風が南に向かって低下する。それが中間地点で衝突する。
南の空気は対流圏まで昇っていく。だから高空には上に向かう空気の流れができる。これは地球の自転速度に比べれば止まっているほどの流れだ。だからコリオリの力を受けて右にカーブする。すなわち北・上・東の方角だ。これが偏西風(西から吹くから偏西風で、行く先は東なのだ)。
しかしいつまでも上昇できるわけではない。重力という籠のなかの鳥の自由でしかない。その限界が対流圏、緯度で言えば北緯40度から50度ということだ。
それでは南に向かう冷たい風はどうなるか。これは地表近くに下がり、南・下・西方向に向かうはずだ。これが貿易風ということになるのか。ただし、今回貿易風については勉強しなかったので断言はしかねる。

それにしても気象屋さん、ずいぶん説明が下手だなと感心してしまう。物理の勉強したのかな。

偏西風シリーズ