無駄な規制などない方が良い、というのが規制緩和論者の言い分である。

たしかにそのとおりだが、彼らは実際には無駄であろうと有効であろうと、とにかく規制イコール悪なのである。本音は規制緩和ではなく、規制撤廃、なんでもOKなのだ。

しかし冷静に考えてみよう。本来、規制というのは「悪いことをさせない」ための規制なのである。

元々、資本主義にルールなどなかった。みんな人の迷惑も考えずカネのためならやりたい放題だった。それがイロイロ弊害が出てきて、最後には二つの世界大戦にまで至ってしまったのだ。

だから、イロイロ禁じ手を作って、そのルールの中で競争することにしましょうということになったのだ。もちろんそのルールの中には勝手なものもあるし、官僚の身過ぎ世過ぎのために作られたとしか思えない規制もある。

ただ、規制そのものは本質的に善なのである。ここは絶対にはっきりさせて置かなければならない。

格闘技というのは元々は殺しあいである。それがイロイロ規制をかけたからスポーツとして成り立つのだ。

カニバサミという柔道の決め技があって、割と最近まで認められていたが、山下選手がこの技をかけられて骨折したことから禁じ手になった。

ウィキペディアより「蟹鋏捕」


余談だが、カニバサミで検索中に面白い記事があったので転載しておく。ただし面白いと思うか不快に思うかは、約束はできない。

「“カニばさみ”されないように気をつけろ」

 某メガバンクの独身寮には近年、先輩から後輩へ語り継がれるこんな“警告”があるという。「カニばさみ」とはいったい何か。入行6年目のAさん(28)が実体験を語る。

「一般職の女子行員(32)にはいまの部署に移ってから先輩としていろいろ教わっていて、部署の飲み会の後、酔いの勢いもあってラブホに入ったんですよ。いざ行為を始めようと避妊具をつけようとしたら、彼女が『今日は大丈夫だから』って」

 そのまま言葉に甘えてノーガードで始めたAさん。だが、もう限界だと思って腰を後ろに引こうとしたその時、信じられないことが起こる。

「彼女の両脚が僕の胴回りを挟み込み、ガッチリとホールドされてしまったんです。振りほどくのも変だし、『まあ大丈夫だって言っていたしな』と……」

 流れに任せたAさん。この時は、職場の上司に「出来ちゃった婚」を報告するはめになろうとは夢にも思っていなかった──。これが、いま独身のアラサー女性たちの間でにわかに急増する“カニばさみ”の実態である。

「独身のアラサー女性たちは、とにかく若い社員を捕まえたい。だから、避妊をさせない。しかも、男の側も上司や周囲から『早く身を固めろ』と圧力をかけられたりするから、結局従ってしまうことになりやすい」(ベテラン銀行員)

 先日、女性誌『an・an』は「プロポーズから出産まで一気に叶える! 授かり婚はこんなにスバラシイ!」との特集を組んだ。出来ちゃった結婚を「授かり婚」と言い換え、カニばさみ女たちは幸せをつかむ。

※週刊ポスト2013年11月1日号