長期金利の低下について、山田記者が要領よく解説してくれている。
1.長期金利が0.9495%まで低下した。これは1年4ヶ月ぶりの低水準だ。
2.これは日銀の国債買いにより、国債価格が上昇しているためだ。
3.現在の国債高は、株価が高いままで国債価格が上昇するという異例の展開だ。普通なら資金が株に向かえば国債の人気は落ち、したがって利率(額面に対する割引率)は上昇するはず。この金融市場バランスが働かないのは異常だ。
4.これは金融市場で金がジャブジャブになっていることの現れだ。麻生財務相も「増えた預金が国債に回っている。明らかにお金が余っている」と述べている。
いわば「異次元の金融緩和」という禁じ手に手を出したことの結果だ。いわば、宇宙飛行士が長期間無重力状態にいて、動けなくなってしまうのと同じ状況が、いずれ発生することになるだろう。
それにしても年金資金による株価維持といい、いまの政府には財政ガバナンスに関する最低限のモラルさえ失せてしまったようだ。